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ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術
紙で出来た本は、これからの未来においても電子メディアにとって代わられる事はないだろう、と立花氏は言う。本には「モノとしての魅力がある」と指摘する。仮想現実が言われ始めて久しいが、リアリティという点で、全然、本物の強烈な体験に遠く及ばない。立花氏は言う、「人間は〜リアリティとのふれあい体験を山のように持っていて、その上に概念世界を築き上げたのだ。そのような原体験なしに人はいかなる考えも持ちえない」と。また、氏はこうも言う。「人は〜メモリーベースアーキテクチャなのである。〜人格の相当部分がメモリーの中にある。それは、資料だけでなく、記憶が宿ったモノの中にもある」過去の仕事の資料や、思い出の品なども、人格の一部として欠かせないものだ。
「サイエンスナウ」や「精神と物質」, 「脳を極める」「脳を鍛える」などを読んだことがある方ならきっとお分かりのことと思いますが立花隆氏のサイエンス、特に生命科学に関する知識とそのアウトプットである著書は極めて信用のおけるものです。そういった意味で私自身、立花氏の著書は安心して読むことができますので、この本の中で立花氏が面白いと紹介している本はきっと面白いんだろうなと思い、ついつい書店で探してしまう程です。これまで一般書にはあまり興味がなかった私ですが、立花氏の著書をいろいろと読んでいるうちに我が家の本棚に不思議といろいろな本が増えているのに気がつきました。この本については自分が興味ありそうな本の評だけをぱらぱらと読むだけでも面白い。「捨てる技術を一刀両断する」の項にも納得。
300冊を瞬時で読み解く、脅威の立花ワールド。
立花氏はあれだけの著述の物量がありながら、なぜその数百倍の読書を同時にこなしていけるのか。そんな疑問に答えてくれる。その方法は私のような凡人にも応用が利きます。そう、一字一句を追わなくてもいいんです。それから、本や関連テキストをため込む私にとって「捨てる技術」を一刀両断した巻末コラムにも喝采を送りたい気持ち!
1995年から2000年にかけて週刊文春に連載された主として新刊の書評集。巻頭に立花流の大量読書術も紹介されている。 |
このページの情報は 2006年2月20日20時12分 時点のものです。 |