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頭がよくなる速読術―どんな勉強も多分野学習法でスイスイ!

頭がよくなる速読術―どんな勉強も多分野学習法でスイスイ!

人気ランキング : 159,218位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : 日本実業出版社
発売日 : 2002-02

価格 商品名 納期
¥ 1,365 頭がよくなる速読術―どんな勉強も多分野学習法でスイスイ! 通常24時間以内に発送
あまりまじめに読む本ではありません

「ジョイント式」の日本速脳速読協会(旧 新日本速読研究会)のトレーニング法に基づいた本です。この団体は直営校だけでも、北海道から九州まで日本各地にフランチャイズ方式で教室を展開しています。本やPCソフトも最近たくさん出しています。しかし、速読を段階を踏んで習得させる「信頼できるシステム」があるかというと、大いに疑問です。なぜ私が、ここまで言うかというと、私が元受講生だったからです。(笑)
この本は、
「脳には可塑性があり、高速な情報のインプットが可能」
と始め、
「4000字/分程度の速読は、多くの人がすぐに身に付けられる」
と根拠なく続け、
「本の各行の行頭と行末のみを高速に追いかけ、次第に中身も高速に理解する訓練」とか
「本のページを高速→中速→低速にめくる訓練を通して速読を身に付ける訓練」などを紹介しています。
でも、これはあくまで「潜在能力が開花すれば」という話であって、「普通の人間が、どうすれば身に付けられるか?」という話ではありません。(私はここでカン違いしました。)
このあやふやさの上に、体験談(一流有名校合格など)を並べ「この生徒は2万字/分程度読めるが、全体では中の上」と、受講生の平均レベルが非常に高いかのように装っています。(実際は、例えば私は平易な読み物で3000字/分を超えられず、インストラクターにアドバイスを求めても「右脳が開発されれば、」でごまかされました。他の生徒さんも困っていましたし、インストラクター自身も説明の根拠がなく、つらそうでした。)
最後は「速読を活用して、様々な知識を短期間で身に付け、成功を手に入れよう!」という多分野学習の説明です。「受験も資格試験勉強も、元来、特殊な才能は不要なので、深刻に考えずに行こう!」という考えは共感できます。でも「ゆえにジョイント式は優れている」という話にはなりません。
この本は、速読教室を選ぶ時の参考資料程度です。

果たしてこの本で速読ができるようになるのか?

著者の川村氏は日本式速読術の代表者である。本も数え切れないほど出している。速読人気を支えている人である。しかし、彼の書く本の内容は十何年も変わっていない。出す本出す本八割がた同じ内容なのである。ここ十数年の中で脳科学は大きく進歩した。発見がいくつもあった。それなのに脳科学に基づくはずの速読法の書籍の内容が十数年も変わらないというのはどういうわけなのか。いや、変わったことが1つだけある。1989年に出版された氏の「左脳らくらく速読術」という本がある。タイトル通り、本の中でも、右脳偏重の速読(特にキム式速読術)に対して異議を申し立てており、その根拠も納得する内容である。右脳速読は誤り、と主張したこの作品から十数年、この本が出版された。この本の中で氏ははっき!りと、左脳型の人間は速読の習得が遅い(もしくはできない)とし、右脳型の人は楽々速読をマスターしてしまう、と書いているのである。いったいどうしてしまったのか。自身の提唱した左脳理論が誤りであると気付き、訂正したのか。ならば、根本的な理論が左から右へ移行したのだから、トレーニングメニューに反映されるべきのに、トレーニング自体はまったく変わっていないのだ。この時点で、この本の信頼度はがた落ちである。また、その十数年変わらぬ伝統のトレーニングは正直無理のあるものばかり。いきなり初心者にスタートの二つある迷路をやらせたと思ったら、今度はものすごい眼球運動速度を要求してきたり(しかも目標値を達成しいないと「あなたはルールを守っていない」と一蹴し、アドバイスもないAめちゃくちゃである。他にも客集めのためか、呼吸法は必要ない(科学的に呼吸法の有効性は証明されているのに)、などと他の速読法とは違う所を見せているが 、その根拠がない。まぁ、こんな本もあるのか程度に立読みすれば用は足りるだろう。

読み物としては、面白い。でも・・・

この著者は、研究会名のものも含めて、たくさんの、速読の本を出していますが、理論的な面での解説は(正しいかどうかは僕には判断出来ませんが)この本が一番面白く読めました。でも、タイトルを見ると、この本で、「どんな勉強も多分野学習法でスイスイ! 」になれるような印象を持ちますが、それは誤まりです。トレーニングを目的とする方は、この著者の別の著作を選んだ方がいいでしょう。
速読の概要・効果を知りたい方と、「色々有るけどどれにしようかな?」と思っている方にはお薦めです。

偏見と先入観は打破されなかった

 脳が本来の能力のほんの一部しか活性化されてないのはなぜか。筆者らは、「人間は一度に複数のことはできない」という偏見と先入観により、脳の潜在能力が引き出されない状況を、人間が自分自身で引き起こしていると主張しています。
 この主張を、科学的(大脳生理学的)に説明しようとしていますが、残念ながら、論理的な説明になっておらず、これでは、偏見と先入観は打破されないと感じます。論理的でないひとつの証左は、科学的な説明を試みているにも関わらず、客観的なデータや参考文献がひとつもあげられていない、ということです。
 筆者らの主張を納得してもらうためには、経験則として速読の効用を紹介するという手段もあると思いますが、筆者らが主宰する教室の生徒の例があげられている!で、共感できるものではありません。
 しかし、「遊びこそが潜在能力を開花させる」、「成績とは、情報収集量の差」、「記憶とは忘却」という主張などは、感覚的に共感できるので、速読に限らず参考になりそうです。

考え方の壁を打ち砕かれた

速読についてのコンセプトが非常にうまく分かり易く書かれています。
できるだけ早く読む。読もうと意識しない。
今までの考え方を変えさせられる内容でした。
実際我々の生活にはあまりにも多くの既成概念がはびこっています。
これがどれだけ人間の能力にふたをしているのか。
そして多くの人が自分の力を出しきれていないのを本当は感じているのではないでしょうか?
この本は速読だけでなく、考え方の壁をきっと打破してくれると思いますよ。


このページの情報は
2006年2月20日20時12分
時点のものです。

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